2018年6月6日、東日本旅客鉄道株式会社東北工事事務所髙田所長様より9件の設計に対し、感謝状をいただきました。
受賞した9件のうち、下記2件をご紹介いたします。
東北新幹線(盛岡・八戸間)連動・ATC装置等取替設計に対する感謝状受賞
東北新幹線(盛岡・八戸間)の連動装置・DS-ATC装置は、十数年が経過し老朽取替時期を迎えたので、東北新幹線の他区間にも既に導入されている連動・ATC統合型装置(SAINT)および無線ATC(RS-ATC)に更新しました。この更新により、JR東日本管内の新幹線信号システムが全線区同一システムとなり、新幹線の更なる安全・安定した列車運行を実現しました。
当社では、限られた工期のなかで信号設備の設計を行い、早期の工事着手と円滑な施工の実現に貢献しました。
担当者の感想
新幹線の連動装置更新は、東北支店として初めての設計でした。
在来線に比べ、設備を構成する機器も多く戸惑うことも多くありましたが、お客様と密にお打合せさせていただくことにより無事に完成させることができました。私自身、東北新幹線を利用することが多いのですが、自分が設計したものが形となり、地域に貢献できていると思うととてもやりがいを感じるとともに自信に繋げることもできました。
今回、設計業務を通して新幹線の安全性向上に寄与することができ光栄に思います。
東北新幹線トンネル内携帯電話不通区間対策(二戸・七戸十和田間)設計に対する感謝状受賞
東日本旅客鉄道株式会社では、新幹線トンネル内の携帯電話不通区間対策を推進しています。
当社では、2017年度に東北新幹線二戸・七戸十和田間(36km)トンネル箇所に携帯電話基地局・子局装置・アンテナ・光ケーブル・電源ケーブル等の新設設計を実施し、携帯電話サービスの利便性向上に貢献しました。
担当者の感想
新幹線トンネル内の携帯電話不通区間対策の現場測量は夜間の作業で、立ち入り場所が1ヵ所だったため毎晩5~10kmを徒歩で移動し、また0.3Km間隔に基地局を建設する設計だったので時間に追われた測量設計になりました。スマートフォンによるインターネット接続環境の拡大が高まる中、JR東日本がトンネル内での携帯電話の利用環境整備を進めるという設計に携わることができ、完成に貢献出来たことに感謝致します。
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その他、以下の7件の設計に対し、感謝状をいただきました。
・連動装置取替(大規模駅) 【土崎駅】
・連動装置取替(Ⅱ期工事) その2【東北所管理分】
・東北新幹線トンネル内携帯電話不通区間対策(二戸・八戸間)
・東北地方太平洋沖地震に伴う災害復旧(山田線)
・青森車両センター機能移転整備
・羽後本荘駅東西自由通路新設および橋上化
・奥羽本線青森駅自由通路整備