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電力

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 電力設備は主に配電線路、配電設備及び負荷設備で構成されています。
 配電線路とは、電鉄用変電所や電力会社から高圧電圧(6.6kV)で受電した電力を各配電設備へ供給する電線路を言います。配電線路には、信号用と電灯電力用があり、どちらも列車運行の重要な役割を担っており、高い信頼性が要求されます。
 配電設備とは、配電線路からの高圧電圧(6.6kV)や、電力会社からの高圧受電又は低圧受電した電圧を、負荷設備に合わせた電圧へ変換し供給する設備です。主な設備として、柱上変圧器や地上変圧器等があります。
駅では特別高圧や高圧で受電した電力を、配電所等の配電設備で必要な電圧に変換し、各負荷に供給します。
 また、常用電源が事故等で停電した時に備え、重要な照明、電気機器及び消防設備への電源設備として非常用発電機を設置しています。
 鉄道では駅構内や線路内に様々な電気設備が設置されており、照明設備、LED発車標、衛生設備、電気融雪器等があります。これらを負荷設備といいます。
 これらの負荷設備は低圧配電盤や分電盤から電力を供給しており、皆様のご自宅にもあるような一般的な物から、50回線を超えるような大型なものまで様々です。当社ではこれらの負荷設備の電気容量の算出から、ケーブルルート、ケーブル線種・サイズ等を技術的な観点から検討し選定します。
 近年では、上記鉄道設備のほか風力や太陽光といった、再生可能エネルギー設備、大規模駅開発、自治体との自由通路新設、バリアフリー等に関わる電気設備の調査・設計も行っており、電力設備は多岐にわたる技術力が求められますが、それと同時に大変やりがいのある職種でもあります。

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