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今月のひとこと

呉下の阿蒙に非ず

 いま、TVのスポーツ番組では池江選手の話で持ちきりですが、他にプロ野球のキャンプ情報等を盛んにやっています。その番組で、昨年セリーグで2位に躍進したヤクルトの話をしていたのですが、その中で、昨年大リーグから帰り、古巣のヤクルトに復帰した青木宣親選手についての話に興味を持ちましたので、お伝えしたいと思います。

 一昨年の最下位から去年一挙に2位に躍進した原因について、ヤクルトの小川監督は「原因は色々あるが、青木の復帰入団が大きい。青木は大リーグに行って別人になって帰ってきた」と言ったのです。もともと打撃が買われて大リーグに行ったので打撃は勿論ですが、練習でも大声を出して若手を鼓舞し、また、色々タイミングを考えながら若手を指導しぐいぐい引っ張ってゆく姿は、以前では考えられなかったというのです。5年間大リーグでもまれ、人間的に大きく成長したという訳です。その成長ぶりの話を聞きながら私は、「呉下の阿蒙に非ず」と言う言葉が浮かんできました。ご存知の方も多いと思いますが、私はこの言葉を10年ぐらい前に初めて耳にしました。
 その頃は、我社の新人がNDK学園研修に行くときに、皆が朝礼の時に並んで挨拶をしていたのですが、信号部のK君が『「呉下の阿蒙に非ず」と言えるように、しっかり勉強してきます。』と挨拶したのです。その時、「おい、呉下の阿蒙に非ずとはどういう意味だよ」と意味を本人に聞いてみたのですが、これは三国史に出て来る言葉です。詳しく言うと長くなりますので興味のある人は後で調べてもらうとして、呉下の阿蒙というと、うだつの上がらない人という意味ですが、それを逆に「呉下の阿蒙に非ず」と否定して褒め言葉として使用されることが多いんです。要するに、今までとは違って成長した姿を見て褒める言葉なんです。まさしく、青木選手は、「呉下の阿蒙に非ず」と胸を張って言えるんじゃないかと思います。
 皆さんは、自分の将来の姿を想像したことがありますか?入社して、20年~30年この会社で仕事をするんですよ。いや、もっとでしょうね。
 私達の会社は、設計するという仕事だけなら、10年選手になるともう立派に1人前になるはずです。それからあと、何時までも同じところで仕事をしていると、本人はそのつもりはなくても気づかないうちにぬるま湯につかってしまいます。
 私は、JR40年間いましたが、JRでは3年~5年ぐらいで大体異動がありました。今振り返ってみると、新しい職場では新しい仕事、そこのやり方、雰囲気に慣れるのに苦労しますが、「その苦労が自然と自分を成長させていたのかな?」とも思います。
 人間は、現状維持と言いますか、現在の箇所で同じような仕事をする事が一番楽です。それで成長しないとは言いませんが、長い目で見ると色々な経験をするべきだと私は思います。現状から抜け出して新しい分野に乗り出すことは、間違いなく苦労しますが間違いなく成長します。
 ミャンマーをはじめ、色々な海外の経験を積んだ人、JRに出向してきた人、また支店に行って帰ってきた人、また共通部で違う仕事を経験した人を見ますと、「殆どの人が本当に成長したな」と私は感じています。
 私達の会社は17期に入ろうとしていますが、今が大きな成長期だと思っています。海外の仕事、LRTの仕事と新しい分野が広がって来ています。会社のこのような状況の中で、その波に乗って自分から積極的に新しい分野に踏み出し色々な経験を積んでもらいたいと思います。
 先程も言いましたが、新しい分野は間違いなく苦労しますが、間違いなく成長すると思います。そして帰って来て、ヤクルトの青木選手のように「呉下の阿毛に非ず」と胸を張って言えるよう成長してもらいたいと思います。

信号プロジェクト担当 池平 力

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