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今月のひとこと

半世紀にわたるビックプロジェクトの完成

 4ヶ月前のことになりますが、3月17日に、私の通勤利用駅で30年間行われた改良工事の最後の切換えが行われ、大規模改良工事が完成しました。これは地元の私鉄小田急で行われていた、登戸~代々木上原間の高架複々線化による緩急分離工事で、最後の難関工事、下北沢の地下2層化が終わり、全面使用開始となりました。最後の切り替えが終わる前に、地元優先で使用開始直前の地下区間を歩く「シモチカウォーク」が開催され、もちろん作業服ではなく平服で行ってきました。いつもの現場調査と違い、出来たての地下トンネル区間なので歩きやすかったのですが、私鉄の施工方法を勉強できて非常に有意義でした。小田急の発表では計画40年、工事30年ということですが、子供のころに用地買収や付帯工事が始まっていたので、実際には計画50年以上の壮大な都市計画の工事でした。しかし、あまりにも長く、私も目の前で工事を毎日見ながら歳を取ってきたので、完成したからといっても特別な思いはしませんでした。いつもの風景がちょっと違った程度でした。私がいつも乗る乗車位置の前に、まだ閉そく割が変わったレール絶縁の撤去やロングレール化の繋ぎ替え、枕木交換が残っており、先日やっと終わりました。一晩一晩で行う作業量が少ないことがよく判り、私鉄業者の作業員の少なさが想像できました。小田急 開業90周年 苦節50年といったところでしょうか。

 ここ数十年、首都圏各所で大規模開発が行われ、今、盛んに行われているのが渋谷の街が全く変わってしまう大規模開発です。

 今、NDSでも設計が行われていますが、埼京線のホーム移転で戦前からの東横百貨店東館が無くなり、その前に無くなった渋谷の象徴だった東急文化会館(1956年)が私とほぼ同い年、学校帰りによく寄った渋谷東急プラザ(1965年)も無くなり、渋谷の街が50年ぶりに大きく変わろうとしています。

 皆さんも、鉄道電気という世界で世の中の大規模開発に関わりを持っているのですから、石碑に名前は残らないかもしれませんが、やっている設計を誇りにして取り組んでいただきたいと思います。この後、40年、50年経つと今度は若手の皆さんが「あの渋谷の駅の電気はじいじが設計したんだよ」などと話す時が来るでしょう。どうぞ、皆さんのお孫さんに自慢できる功績を残してもらえたらと思います。

信号第二部長 溝田和裕

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