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NDSトピックス

今月のひとこと

Elephant in the room

 当社も発足以来15年が経過して、当初とは人員構成が大きく替り、新卒社員や中途入社の人が大半になってきました。

 在籍の長い人に仕事の中で、「それは何のため」と聞くと、「以前からやっている」というー言で片付けられることが多いと感じています。

 自分自身が疑問に思ったことでも、そのうちに問題だという気持ちが無くなり、「まーいいかー」と簡単にあきらめ、従来通り続けることだけが価値になってしまいます。新しく入った社員や部外者の素直な意見で、はっと気づかされることも多いのではないでしょうか。

 最近知った英語の言葉ですが、『 Elephant in the room  』というフレーズがあるそうです。誰もが気づいているが、口に出して言わない重要な課題を指すのだそうです。昨年止めたISO活動や安全活動の一部などがこれに当たると思います。行為や活動だけが成果になり、本来のねらいが忘れられているものが意外に多く存在します。会社にとって真の達成・成果に繋がっているかを常に考えるという意識が重要ではないでしょうか。

 この逆の面も言えそうです。

 本来あるべきことや世の中で当たり前に行っていることが当社では取り入れておらず、その結果、非常にやりにくい状態で仕事をしていることに、誰も気づいていないかもしれません。先の例えで言えば、見えない透明な象という意味で、『Glass elephant in the room』と言えるかもしれません。例えば、一太郎というワープロソフトを作った浮川さんが開発したもので、当社で昨年から導入している“Metamoji”というソフトを使ったデジスタ会議では、会議のスタイルが劇的に変わりました。これまで時間を要していた、資料の事前印刷、配布、事後の保存・活用がスピーディーになりました。会議の中での主催者、参加者の一体感や個人メモなども簡単になりました。  このように当社には、まだ取り入れられていない仕組みやツールなどが、まだまだ多くあると思われます。

 例えば、殆ど導入されていないワークフローや事故データベース、設計成果物のデータベースの活用などがこれに当たります。

 当社は、一種の情報産業です。貴重な情報資産の活用や最新の情報ツール、計測技術により、設計の品質が上がり、効率も劇的に改善される可能性が数多く見えてきています。このように業務阻害となっている「社内エレファント」を退治したり、業務を革新的に変える「グラスエレファント」を積極的に導入・活用していくことで、当社はまだまだ伸びうる会社だと確信しています。

 そのために、一人一人の問題意識、新しい仕組みへの感性と飽くことのないチャレンジが大事だと思います。このような試みをベースに日本の鉄道を元気なものに作り上げていきたいものです。

社長 今野信三

 

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